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真面目系クズについて考える

Studying

今、私が働いている会社ではある資格取得を推奨されている。仕事をしていく上で必ずしも必要な資格では無いが、資格を所持している社員は昇格の可能性が上がるというものだ。講習といった支援はなく、上司に教わる事などは出来ないが、会社から試験費用が出るので挑戦するのはタダらしい。

私の仕事に対するモチベーションはそれほど高く無いのだが、無料で資格取得ができる事、仲の良い同僚や先輩が受けること、試験日まで特に主だった予定が無く、勉強に費やす時間が余っていた事が相まって、ふと「試験を受けてみようか」と思い、上司に相談する事にした。

相談した上司は、いつものやる気のない私が試験を受けるという事で初めは面食らっていた顔をしていたが、話をしていくうちに「頑張れよ!応援してる」という言葉までかけてくださった。軽い気持ちで応募したのだが、「これは落ちたらメンドくさそうだ」と少し後悔する。

試験日まで残り1ヶ月といった時期まで、特に勉強する事はなかったのだが、流石にまずいと思い始め、書店で参考書を購入。しかし、仕事をした後に自宅で勉強をするのが嫌だと思い、会社の空き時間に勉強をする事に。昼休み中の食後に机に向かって参考書を開く。そんな生活を3日も続けると上司が近くに来て「おお、勉強してるな!分からんとこがあったら聞けよ」と話しかけてくる。ありがたい事だが、基本的には参考書に書いてある事を勉強していけば何とかなりそうで、聞くことはなく「今の所は無いですね〜」と言うと「そうか。お前は偉いな」とお褒めの言葉をくださった。別に偉くも何とも無い、只々自宅で勉強をしたくなかっただけなのに。そんな上司の言葉に「評価が上がってラッキー」と思ってしまった。

「周りがやるから」といった主体性のない参加理由、たまたま会社で勉強をしていただけなのに上司の評価が上がり喜ぶ、棚から牡丹餅の状況にシメシメと思ってしまう性格。こういう奴のことを「真面目系クズ」って言うんだったなーと思い出す。

真面目系クズとは

Fuck You!

真面目系クズという言葉を知ったのはほんの数年前、某掲示板のアフィリエイト収益用のまとめサイトをよく見ていた頃だ。真面目系クズという言葉がいつ作られたのかは定かでは無く、定義も細かくは定まっていない。よくあるネットスラングの一種で意味や使い方が刻一刻と変化しているが、大まかには「見た目は真面目な様で、中身はクズ」と言った事は共通していた。

・非リア充であり、DQNのような明るさは無い
・資格や勉学に打ち込んでいるとアピールし、それを就職から逃げる理由にする
・かといって本気で打ち込んでいるわけでもなく、他に勉強している者からすれば明らかにボロが出るレベル
・それでも自分は努力しているとアピールし、大言壮語を吐く

※引用元 - ニコニコ大百科「真面目系クズ」

上記は「ニコニコ大百科」に記載されている真面目系クズの定義の原点ともいえる文を引用したものだ。上記に記載されているのは、ある特定の人物の事を言っていた様だが、『現実から目を逸らし、大言壮語を吐き続けることこそ真面目系クズの初出であった(引用 - ニコニコ大百科)』ようだ。

 しかし、「真面目系クズ」というのはそれほど指向的な言葉として使われてはいなかった気がする。もっと多数の人が、「俺は真面目系クズだ」などと言って、自分を表現していたはずだ。

「真面目系クズ」の特徴を調べると、以下の情報が出てくる。

・メガネかけてる
・短髪とも長髪ともつかない微妙な黒髪
・一見誠実そうだがアブノーマルな性癖をもっている
・授業は前側の座席に座るが話を聞かず黒板をノートに写すだけ
・真面目っぽいので教師から期待されるが成績が伴わない
・知り合いは割といるが友達はすくない
・人が見ていないところでは徹底的にサボる
・課題などは提出日ギリギリまでやらない、場合によっては終らない
・愛想笑いだけは凄く上手い
・親からの過大評価がすごい
・宿題は真面目に出すがテストの成績が良くない
・真面目系クズ「わかりました」←わかってない

※引用 - はてなキーワード「真面目系クズ」

特徴という面から見ると、真面目系クズが当てはまる人は多そうだ。一部でも当てはまって、真面目系クズを名乗っている人もいるのだろう。私も「まとめサイト」で一部の特徴を知って使っていた言葉だっただけに、原点を知って驚いた。

「真面目系クズ」という言葉を見なくなった

Dead End

ここ最近、真面目系クズという言葉をあまり見かけなくなった。Twitterを調べれば使用している人はいるが、自分のよく使用するアプリやサイトでは見なくなった。WEBで調べると以下の情報が記載されていた。

その後、更に用法は変化し、真面目系クズは批判的な概念となっていく。
クズの癖に真面目だと思っている、真面目を名乗るに値しないクズ、真面目系クズはただのクズなど。
こうして、「真面目」がつまらない人間というマイナスの意味と、真心や誠実さの象徴というプラスの意味を持つため、真面目系クズは字面だけがひとり歩きしてネット上に爆発的に広まった後、ただの罵倒語と化してそのネット発の流行語としての役割を終えた。

※引用 - ニコニコ大百科「真面目系クズ」

使い方が多様化しすぎてネットの流行語としては終わり、徐々に人気が収束していったみたいだ。Twitterでチラホラ見かけるだけで、頻繁に使われる事が無くなったのもそのせいだろう。

自分は真面目系クズなのか

Man

ここまで書いて、冒頭に戻る。今回の主体性のない資格受験のことを除いても、真面目系クズの特徴で調べた場合、該当する点はいくつも当てはまった。果たして自分は真面目系クズなのだろうか。しかし、それは大多数の人に言えることで、いくつかは当てはまる人が多いだろう。

下記のWEBサイトに真面目系クズについての総評が書いてある。

私と同じように、「誰にでも当てはまる」という総評が書いてあった。そもそも、特徴というのが多く書かれているから、それに全く該当していない人を探す方が難しそうだ。だからこそ真面目系クズという言葉を使った罵倒や自虐がネットで爆発的に流行したのかもしれない。

始めに戻るが、特徴から考えるに私は「真面目系クズである」というのが正解であるだろう。ただ、「原点とは異なる」とは注意書きしておきたい。