in situ

書きたい事を書くところ

「DIY」って奴は沼なんだぜ?

気温差が激しい今日この頃、早朝の換気による涼しい風と布団の温もりから動けなくなる、私です。

実は戸建購入を先送りにしました。ついては詳しい記事を後々記載すると思いますが、簡単に言うと「金銭事情」といった所で…。親身になって聞いてくださった工務店やFPの先生には申し訳ないですが、数年先に延びそうです。買えないことは無いのですが、不測の事態に対応出来ない、そんな微妙なラインだったんですね。

就職して8年になり、貯金もまぁまぁ、ありますが「もしかしてもう少し貯めれていたんじゃ?」と思い返すと、結構な無駄遣いしていた私。中でも最近流行っている「DIY」にも手を出していて、今思えば「無駄金だったなー」と振り返り、今回のエントリーを書く事にしたわけです。

f:id:kojima_work:20170522094118p:image

沼の入り口

DIYは「Do It Yourself」の略語で言葉の意味の通り「自身でやる」という事。よく、日曜大工の事をDIYというけれど、自分で物を作ったり修繕したりする事全般の事を指すらしい。

最近、DIYをテーマとした番組やメディアが多く、「DIY女子」なんかが誕生していてDIY界隈(?)は大賑わいみたい。ホームセンターに行くと木材売り場にメモ帳を片手に好みの木材を探している女性を見かけた事もある。

DIYの良い所は何と言っても価格が安く抑えられる事だろうか。基本的には材料費のみの支出になる訳だから、人件費分が浮く。そんな謳い文句で誘うメディアや雑誌、ブログなんかがチラホラと情報を発信するものだから、「俺(私)でもできそうだし、安いならいいね」とホームセンターに向かう訳だ。

ちなみに、自分もそのうちの一人だった。

最初のDIYは実家の床の張替えだったと思う。築20年を超え、自室の床が古い合板フローリングで化粧板部分(?)が経年劣化で色褪せ、場所によっては木が削れてしまっていて「どうにかならないか」と調べた訳だ。床の張替えを業者に頼むと結構かかると知り、安月給で遊びにお金をつぎ込んでいて貯蓄のない私は自分で床の張替えを行う事にした。

フローリングを張り替える作業は木工作業の素人の私には敷居が高すぎる。なのでクッションフロアを現状のフローリングの上に敷き詰める事にしたのだ。幸い、床に穴が開くほどの住宅では無く、フローリングの強度自体には問題がなかったため、家具を移動してフローリングに似たクッションフロアを貼り付け床のリフォームを終えた。

するとどうだろう。施工前とは打って変わって、ピカピカな床になったではないか。クッションフロアを貼っただけの作業だったので、素人目にだが完璧な仕上がりで不満一つない。

大満足のDIYだった訳だ。

しかしここで気になる所が出てくる。床は変えたから綺麗だが、古い壁や扉、天井のシーリングライトなど、変えてない部分に目がいく訳だ。フローリングという目にわかりやすい変化の為、新旧ごっちゃな部屋になり新しくしたい欲求が湧いてしまうのである。結果、床に続き壁紙の変更をする事に。

拙い技術による結果が満足できるか

壁紙の張り替えという奴はどうも業者に任せる仕事のイメージだったけれどホームセンターに行けば結構な種類のクロスが売っている。ご丁寧にヘラやローラー、カッターなどの張替え時の必需品が詰まった「張替えセット」のような商品が売ってるものだから、壁紙の張り替えは結構行う人が多いみたいだ。

ホームセンターに売ってる中でも比較的安めなクロスと、もちろん張り替えセットも購入し、張り替えを行う。量が足りず、ホームセンターを往復する事になったが、そのお陰か多く買いすぎる事は無く、無駄は少なかった様に思える。もちろん、ピッタシ必要板の購入が出来ないので余分も出たが。

クロスの張替えは思ったよりも簡単な作業だったが、やっぱり境目というのはどうしても個人差が出てしまうものだ。素人作業だからどうしても隙間が開いてしまう。補修もある程度なら出来るらしいが、それでも気になってしまう。

「素人感」を良いと思える人ならばDIYは良いのかもしれないが、出来ればやっぱり完璧が良いんだよね。

部屋は綺麗になったが…

床も壁も張り替えた。窓の劣化と扉については仕方ないが、シーリングライトとカーテンも買い換えたからほぼ、見た目は新品同様。トータル金額は結構かかったが、まあ良しとする。

もともと使用していた家具を部屋に運び込むとふと思う事があった。

「んー、なんか違和感」

ベッドや机といった家具自体は数年前に買い換えたから別段古めかしい訳ではなかったのだが、どうも浮いてる感じがする。暗めの床材が明るくなり、クロスが真っ白になった事で黒目の机が浮いて見えたわけだ。

そこで何を思ったのか私は「机を塗装しよう!ナチュラル系の色に塗り替えればカッコいいはずだ!」と暴走。ホームセンターに行き、取り扱い説明欄を読まずに木材用塗料を購入、帰宅後乱雑に塗りたくった。

下地丸見え・塗装ムラの多い机

机自体に塗料が付着しており、それをヤスリがけする事すらせずそのまま木材塗料を塗布し、その塗布のしかたも乱雑だった。作業中に「あれ?これおかしくね?」とは思ったものの、素人の癖に「まあ、大丈夫だろ」と根拠のない自信を持ち作業を続けた。結果、汚い机が完成したわけだ。

一旦は使ったものの、予定と違った色味とムラが気になり再塗装を試みるも失敗。最終的には粗大ゴミに出して量販店で会う机を購入する事になった。

DIYなんて余裕」といった気持ちで行動していたから起きた事だが、初めての失敗だった。

棚を作る

IMG_7342

机を買い換えて数ヶ月、ベッドと机しかない簡素な部屋だが、小説や漫画、参考書はそれなりの数があり床に並べてある状態。流石に床置きは不味いと思い、棚の購入を検討するが書籍のサイズにバラツキがあるので可変収納できる棚を探す必要が出てきた。当時の私はクレジットカードを持っておらず、ネットや通販といった多種多様な家具を選べるサービスを使用していなかった為、基本的には近場のホームセンターもしくは家具屋で家具を購入していた。しかし棚幅を変えれる可変収納型の棚はホームセンターには売っておらず、家具屋の物は非常に高かったので第三の選択肢である「DIY」を選ぶ事にした訳だ。

自分で棚を作るのは初めて。今現在ならば、木材に溝が多く掘っていて、板を嵌め込むだけで棚を作れるキットみたいな物が売り出してあるが、当時はそんな便利な物はなく自分で一から作る必要があった。簡素な図面を手書きで作り、それを片手にホームセンターへ。幸い、木材をカットする機械を導入しているホームセンターだったので、有料だが寸法ぴったりの材料を用意する事ができた。

しかし問題が一つ。木材を組み立てる際に必要な電動ドライバーを私は所持していなかった。ホームセンターでも電動ドライバーは販売しているが、格安の物で3000円前後。しかし私は何を思ったのか、当時見ていたDIY関連のサイトや工具のオフィシャルサイトを見ていた影響でマキタの電動ドライバーを購入する事にした。

電動ドライバーっていったらマキタでしょ

そう言っていた当時の自分をぶん殴りたい。たかが素人の棚作り一回のために、高価な電動器具を購入する暴挙。あえて別の言葉で表現するならば、レベル1で課金フル装備にしたあとアプリを消すような行動だろうか。手段が目的になるとはよく聞くが、まさにその状態で、棚の材料費よりも高額な物を購入してしまった。最初から家具屋で可変収納の棚を買えと。

そんな訳でハイスペックな電動ドライバーを手に棚を作成した。手書きだったが、設計図に不備はなく、これといった失敗も無かったから製作段階については割愛するが、出来栄えはなかなかといった所だった。もちろん、家具屋の棚には数段劣る出来だが。

道具沼にハマる

tools

本棚作りを終え、部屋の改造を終えたと思ったが、さらに部屋を良くしたいという願望が出てくる。大型の家具ではなく、ちょっとした小物を中心に自分で作ったりした。記憶にあるのはDVDやCDといったメディアをディスプレイする為の壁に取り付けた棚や、ハンガーラックなどだろうか。

これらの小物を作る際色々な道具を購入した。レンチやスパナが入ってる工具セット(何のために買ったかは覚えてない)を始め、金物用のドリル刃やプロクソンのルーターグルーガン、作業台なんかを購入した記憶がある。ほとんどの工具で言える事だったが、DIY初心者で何も持っていなかった自分は必要な道具を毎回購入していた記憶がある。何かをしようとすると、不足しているものがわかり買う必要が出てくるので買い増やしていく他ない。増えていく使わない道具と減っていく貯金。気分こそ高揚していたけれど、ズブズブと泥沼にはまっていくようだった。

部屋は未完のまま

部屋改造のDIYを始めて思ったのが、「一つやると気になる所がいくつもでてくる」という事だ。金銭的なハードルが業者よりも低いため、気軽に出来るので、気になる箇所の手直しに歯止めが効かなくなる。しかも、工具が充実していくので「道具はあるし人件費がかからないから自分でやった方が得」という思考回路になり、結果DIYが止まらなくなる。部屋改造を始めて一年ぐらいDIYをコツコツやっていたけど結果的に部屋が完成する事はなかった

部屋のDIYを辞めた

f:id:kojima_work:20170522094712p:image

ある程度部屋も充実し、DIY様の器具や知識も少しは得たところで「飽き」がきた。そう、私が部屋のDIYを辞めた理由は単純に飽きたからだ。もちろん満足したという理由も少しはあるが。

部屋のDIYは楽しい。けれど、20代前半という事もあり、それ以外にも楽しい趣味はあるし、それらにはお金がたくさん必要だ。だから私はDIYを辞めた。

趣味化していただけに、満足感はあるけれど、今に思えば床の張替えで辞めておけばよかったと思うし、家具は買えばよかったと思う。実家を出て、あの部屋に戻ることは無くなったから、無駄な投資だったのかもしれない。楽しかったけれど。

沼の終わりに

DIYはすっごい楽しい。木工作業をしない人にとっては日曜大工は最高の趣味になるかもしれない。けれど個人的な感情を言うなら、何でも自分でやる事はオススメしない。やはり、専門業者に任せた方が出来栄えは良いし、家具屋の方が物が良い。自分で持っている道具や技量、金銭を考えながら、バランス良くDIYをすれば良いかなと思う。